
ひな人形のセットにこんな黒い熊いたっけ……?
隊員Nです。先日、くまモンは熊本市内のとある日本料理店を訪れました。
目的は、ひし餅を食べるため……ではなく、あるプロジェクトチームの発足式に参加するため。

そのプロジェクトとは、「水前寺のり復活プロジェクト」!!

熊本市の水前寺公園で発見され、日本料理などに使われるものの現在絶滅の危機に瀕している貴重な藻類「水前寺のり」。
養殖は大変難しいとされています。しかし熊本県内でも養殖を営んでおられる方がいらっしゃるんです。
その方と、料理店や民間会社、そして県などがタッグを組んで結成されたのがこの「水前寺のり復活プロジェクト」です。

これがその水前寺のり。 料理店で、酢の物や和え物として食べたことがある人もいるのではないでしょうか。
ですが、もっといろいろな食べ方、使い方ができる、サプライズな素材なんです!
たとえば水前寺のりに含まれる「サクラン」という成分はヒアルロン酸の10倍もの保湿力を誇り、化粧品としての利用の研究が進められているんですよ。

「うんちくはいいから、早く食べたいモン!」とでも言いたげなくまモン。目が輝いております。
はいはい、わかりました。試食に移りましょう。こちらです!

おーいーしーそーうー!!
そしてこのバリエーション! この他にもパスタやクッキーなど和洋さまざまな料理が披露されました。
水前寺のりは、基本的に無味ですが、泥臭い匂いもありません。彩りや食感を豊かにする、どんな料理にも使える名脇役と言えるでしょう。

さあくまモン、そうめんを試食しての感想は?
「もちもちした食感がひと味違って、とってもおいしいモン!」
まだまだ貴重な品というイメージが強い水前寺のり。これからどんどん流通していくと嬉しいですね!